来たのは街歩きのためではなく、締め切りのためでした。予約はスタジオを六泊、長期滞在料金で一泊 €132、朝食つき。五泊以上になると、スタジオは €148 からこの料金に変わります。連絡する前に泊数を数えておいたところ、Daniel Okafor さんから一営業日以内にその料金と部屋の返信がありました。カードで確定しました。到着の四十八時間前まではキャンセル無料でしたが、キャンセルはしませんでした。
Wrenfield Central から Tessel Street 18 番地まで、案内にあった六分のとおりでした。着いたのは15:00を少し過ぎたころ。Tomás Ferreira さんがオークのデスクにいました。鍵は真鍮、スタジオは19平方メートル。予約のとき一番本当であってほしかった、窓辺の机もそのとおりでした。クイーンベッド、ランプ、ウォークインシャワーと石の洗面ボウルのバスルーム。定員は二名。私は一人でした。
最初の晩、ノートパソコンを開いたまま長く過ごしてしまいました。19:00、廊下は、誰かをもてなそうとしない家のように静まり返っていました。バーは17:00から開いています。部屋が画面と同じ大きさに感じられて、下りていきました。Priya Raman さんのカウンターは小さなものです。水は、含まれているかどうかを確かめる間もなく出てきました。含まれています。会議ではなくノートを持って座りました。声の要る仕事は、ドアを閉めた上の階に置いてきました。
静かな時間は23:00から。締め切りとぶつかるのではと心配していましたが、そうはなりませんでした。決まりは廊下と自分の立てる音のことで、自分の部屋の机に門限があるわけではありません。二日目の夜、予定より遅くバーから戻ったとき、フロントにいたのは Aiyana Brooks さんでした。バーが閉まる00:30の前でした。仕事をしているゲストを厄介者扱いすることはありませんでした。フロントは二十四時間開いています。それを使ったのは一度だけ、朝食の前に別の場所へ行かなければならない朝にタクシーを頼んだときで、戻ると荷物はフロントに置かれていました。
朝食が時計になりました。Jonas Weber さんが07:00から10:30まで、土曜と日曜は11:00まで出しています。料金に含まれているので、行くかどうか迷うのをやめました。近くで焼いたパン、頼めば卵、コーヒー、果物。窓辺で食べ、テーブルがまだ片づけられているうちに部屋へ戻りました。土曜は遅い時間まで残りました。週末の朝食は11:00までで、それは平日ならチェックアウトの時刻でもあります。私はチェックアウトではありませんでした。まだ三泊残っていたのです。
リーディングルームは使いませんでした。六人用のテーブルが要るときのための部屋で、半日四時間 €90 です。原稿はスタジオの机に収まりました。印刷は最初のメッセージで Daniel さんに伝えておいた唯一の追加で、頼んだときには用意されていて、真夜中に読み解く二枚目の請求書にはなりませんでした。ロフトなら机は鉄の階段を上がった中二階です。長い原稿を書き終えたあとに、ベッドとの間へ階段が挟まるのは避けたいと思いました。コーナールームは €186 で、窓が二つとキングベッドがあります。広さは要りませんでした。十九平方メートルという限りが、かえって助けになりました。
Wrenfield は外にあるままでした。ある朝、パン屋と公園と川沿いの道まで歩いて、朝食が終わる前に戻りました。レストランを集めることはしませんでした。ある晩は、尋ねてはじめてフロントが名前を教えてくれた店で食べ、パンフレットに載せていなかったことを嬉しく思いました。ホテルの仕事は、部屋と鍵と時刻でした。
最後の朝、フロントで宿泊税を払いました。€132 には含まれておらず、サイトにも金額は載っていません。実際に泊まった晩数に応じた額を教えてもらい、その場で払いました。チェックアウトは11:00まで。私はもっと早く出ました。Wrenfield Central へ戻る六分は、来たときの六分より楽でした。締め切りはもう鞄の中になかったからです。
部屋が仕事を変えた、とは言いません。仕事が終わったのは、机に向かって座ったからです。この家がしたのは、初日の15:00から最終日の11:00まで邪魔をしないこと、そして尋ねたときに答えることでした。このノートに書くのは、それがすべてです。
